こんばんは、畔柳です!
寒い日が続いていますが、さらに冷たくなるようなお話を今回はいたします。
今回のテーマはアイシングです!
ケガをしたらすぐに冷やせ!とはよく言われますが、実際にからだにはどのようなことが起きているのでしょうか。
アイシングの作用
アイシングには以下に挙げる5つの作用があります。
①疼痛緩和作用
②炎症抑制作用
③筋スパズム抑制作用
④血管収縮・拡張作用
⑤代謝抑制作用
です。
それぞれの作用について詳しく話していきましょう。
①疼痛緩和作用②炎症抑制作用
痛覚などの神経は急速に温度が低下すると神経伝達速度が遅くなる性質があります。
15°以下になると、神経・筋接合部での活動が低下して神経の伝達速度が遅くなります。
つまり脳への痛み刺激の伝達を遅らせることができます。
また、アイシングをすることで種々の発痛物質や炎症物質の生成の抑制をすることができます。
③筋スパズム抑制作用
筋スパズムとは、特定の筋肉や関節を痛めたときに脳に痛み刺激が伝わり、その刺激を受けて脳から筋肉を硬直させるよう命令が出されることをいいます。
アイシングを行うと筋肉内にある感覚受容器の筋紡錘(筋肉の長さや張力を感知する)の活動低下が起こって筋スパズムが緩和されていきます。
④血管収縮・拡張作用
アイシングをすると血管が収縮し、冷却部周辺に流れる血液の量が減少します。
このことにより、患部から出血している場合の出血量を減少させることができます。
また、その組織の毛細血管の透過性も減少し、損傷を受けた組織周囲の内出血や浸出液が最小限に抑えられ、血腫や腫れを最小限に抑えることができます。
その後、体内の熱バランスを維持するために二次的な血管拡張が必要となり、冷却に続いて温かい循環が起こります。
⑤代謝抑制作用
アイシングすると細胞の代謝が低下し、細胞は不活性化します。
代謝が落ちると酸素や栄養分の消費量が減ります。
つまり、アイシングで患部の細胞の代謝を低下させると、細胞が必要とする酸素や栄養を減らすことができ、二次的低酸素障害を最小限に抑えることができるのです。
以上がアイシングの詳しい作用になります。
アイシングすることでからだが自然治癒していくのに良い環境を作り上げているのです!
アイシングは袋や冷やす氷があればみなさんでも簡単にできるケアになります。
↑このような専用のアイスバッグがあれば…
↑氷の扱いも楽でこの様に患部をしっかり覆うことができ、より簡単にアイシングを行うことが可能です😊
こんなものは持ってないよ…という人がほとんどだと思います。が、、、
↑このように袋があればみなさんでも簡単に作ることが出来ます😍
次回はアイシングの作り方や実際のアイシングのやり方をお話します!
アイシングは急性期の応急処置としてよく用いられます。
アイシング後のからだのケアは栄光接骨院にお越しください!!
栄光接骨院スタッフ 【所持資格】柔道整復師、はり師、きゅう師
高校時代にバスケットボールに出会い、大学ではバスケットボール部でトレーナーをしていました。
現在も高校のバスケットボール部でトレーナーとコーチングをしています。
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