判断を間違えると大変! ~急性・慢性コンパートメント症候群~

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こんばんは、畔栁です!!

今回のブログは「コンパートメント症候群」についてです!

コンパートメント症候群とは

四肢の骨、筋膜、骨膜によって構成される区画(コンパートメント)の内圧が何らかの原因によって上昇し、神経の障害や筋の壊死にいたるものです。

区画内圧が上昇する原因としては、区画内の容量そのものが増大する(内出血で血がたまってしまう)場合と、圧迫などにより区画の容量が減少する(ギプス固定や圧迫包帯など)場合があります。

また、コンパートメント症候群には急性と慢性があります。

急性コンパートメント症候群の原因としては

・骨折

・圧迫包帯

・身体や重量物の下敷き

・動脈の損傷

などがあり、

慢性コンパートメント症候群の原因は

・長距離走

・重量挙げ

・スポーツ動作の反復運動による筋の腫れ

などがあります。

以前からブログに度々登場しているRICE処置、そのRICE処置にはC=圧迫が入ってると思います。

しかし、状況によってその圧迫をしすぎるとコンパートメント症候群を誘発する引き金にもなるので気をつけなければいけません!

また、阻血の5Pと呼ばれる、

・蒼白(paleness)

・疼痛(pain)

・拍動消失(pulselessness)

・知覚異常(paresthesia)

・麻痺(paralysis)

が認められた場合には、早期に区画内の減圧と循環の改善をするために、ただちに固定の除去をしましょう。

 

コンパートメント症候群は症状の進行が急激であればすぐ手術が必要となります。

特に、急性の場合は速やかに医療機関にかかりましょう!

 

慢性コンパートメント症候群

慢性コンパートメント症候群下腿(膝より下)が好発部位です。

ランニングや運動強度の高いスポーツの繰り返しによって誘発されます。

様々の痛みや夜間痛、つっぱり感、腫脹、硬結、自動運動障害、当該区画を通過する神経の感覚障害などを呈し、休息をとることで軽快します。

50~70%が両側性で、通常は30歳未満の若い年代に発生することが多くあります。

所見があまり認められない場合は、繰り返し運動や誘因となる運動を行った後に診察することが重要となります。

下腿は4区画にわかれていますが、発生しやすい区画は前方で次に多いのが深後方です。

重症化すると保存療法は無効で、手術で切り開いて内圧を下げないといけません。

治療としては患部のRICE処置を行うことが第一となりますが、先ほど説明した通り圧迫コンパートメント症候群の症状を悪化させるおそれがあるため、軽めにするなど注意が必要です

また、コンパートメント症候群とRICE処置に関してもう1つ重要になるのがE=挙上です。

挙上をし過ぎると細動脈循環の妨げとなるため、挙上は心臓の高さと同等にとどめましょう

 

栄光接骨院ではRICE処置後しっかり経過を観察しながら、症状の出ている区画の筋を中心に立体動態波3D MENSを使い炎症や腫脹の軽減をしていきます。

また、関節可動域訓練などの運動療法骨盤矯正を行って身体の歪みを整え当該筋に負担のかかりにくい身体作りも行っていきます。

慢性コンパートメント症候群が疑われたら栄光接骨院にご相談下さい!!

栄光接骨院スタッフ 【所持資格】柔道整復師、はり師、きゅう師

高校時代にバスケットボールに出会い、大学ではバスケットボール部でトレーナーをしていました。
現在も高校のバスケットボール部でトレーナーとコーチングをしています。

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